書評（2000年３月まで）

・以下の書評は、主として研究者を目指す学生との間で毎月の書評交換を行い、こちらに集まったものを、本人の了承を得て実験的に公開したものです。

・各評者の許可なき転載・引用の類いはご遠慮ください。

　

1998年分（掲載順）：

• 佐々木毅「ポスト・ビヘイヴィオラリズムとその後」『国家学会雑誌』第96巻第５・６号
• ミッシェル・ワールドロップ（ 田中 三彦、遠山 峻征 訳）『複雑系』（新潮社、1996年）
• マキアヴェリ（永井三明訳）「政略論」『世界の名著21　マキアヴェリ』（中央公論社、1979年）
• 加茂利男、大西仁、石田徹、伊藤恭彦共著『現代政治学』 （ 有斐閣アルマシリーズ）
• 宮部みゆき『火車』（新潮文庫）
• 渡辺治「日本の大国化はなにを目指すのか」岩波ブックレット４４２
• 田口晃、山口二郎「地方自治土曜講座ブックレット２７ 比較してみる地方自治」北海道町村会
• 竹内敏晴『日本語のレッスン』講談社現代新書
• 尾木直樹・宮台真司『学校を救済せよ』学陽書房
• ジョー・ネイサン／大沼安史訳『チャータースクール』一光社
• D.フリスビー、D.セイヤー（大鐘武訳）『社会とは何か』（恒星社厚生閣、1993年）
• シャンタル・ムフ（千葉眞ほか訳）『政治的なるものの復権』（岩波書店、1998年）
• 永井　均『これがニーチェだ』(1998年、講談社現代新書1401)
• ポール・ファイヤアーベント『哲学、女、歌、そして・・・――ファイヤアーベント自伝』（村上陽一郎　訳、1997年（原著 1995年）、産業図書）
• 斎藤喜博『授業』（国土社、1990年［1963年］）
• German: KAMPF UM ANERKENNUNG (Frankfurt am Main: Suhrkamp Verlag, 1992).English: Axel Honneth, THE STRUGGLE FOR RECOGNITION (Cambridge, Mass. :The MITPress, 1996).
• 「フランス現代史」渡邊啓貴著 （中公新書）
• 「ｨ語 ドイツの歴史」阿部 謹也著（中公新書）
• 榊東行『三本の矢』（早川書房、1998年）
• ジョルジュ・ルフェーブル（高橋他訳）『1789年─フランス革命序論』（岩波文庫、1998年）
• German: Helmut Dubiel, WISSENSCHAFTSORGANISATION UND POLITISCHE ERFAHRUNG (Frankfurt am Main: Suhrkamp Verlag, 1978).English: Helmut Dubiel, THEORY AND POLITICS (Cambridge, Mass.: The MIT Press, 1985).
• 武田常夫『斎藤喜博抄』（筑摩書房、1989年）
• Donzelot Jacque, L'invention du social（『社会的なるものの発明』）, Fayard, 1984.
• 『やればできる学校革命・夢をはぐくむ教育実践・』武藤義男　井田勝興　長澤悟　日本評論社1998（1700円）
• 『人間関係の技法・精神科医のアドバイス・』木戸幸聖　岩波書店　2000円

1999年分

1-6月：

• Axel Honneth, THE FRAGMENTED WORLD OF THE SOCIAL, trans. Charles W. Wright (Albany: State University of New York Press, 1995).
• 内田正之・庫山恒輔『市民のための情報公開条例──つくり方・使い方』（自治体研究社、1998年）
• Laurent Mucchielli, La decouverte du social: naissance de la sociologie en France（『社会的なるものの発見─フランスにおける社会学の誕生』）, Editions la decouverte: Paris, 1998, partie ・: pp.1-249.
• Michael Kelly, Hegel in France（『フランスにおけるヘーゲル』）, Birmingham Modern Languages Publications: Birmingham, 1992.
• 堤清二・橋爪大三郎『選択・責任・連帯の教育改革』岩波ブックレットNo.471
• スーザン･ストレンジ　『国家の退場』　岩波書店
• ルソー『エミール』
• 内田義彦『読書と社会科学』（岩波書店、1985年）
• Pierre Rosanvallon, La Crise de l'Etat-providence（ピエール・ロザンヴァロン『福祉国家の危機』）, Paris: Editions du Seuil, 1981.
• 佐藤郁哉『フイールドワーク』新曜社１８５４円
• 佐藤郁哉「調べかつ書く作業を通して果たす挙証責任」AERAMOOK『社会学がわかる』朝日新聞社Ｐ６２
• 国民文化会議編「転換期の焦点５　丸山真男と市民社会」世織書房（９７／８）
• 森岡清志編「ガイドブック社会調査」日本評論社（９８／２）
• 草野　厚「政策過程分析入門」東京大学出版会１９９７年
• Michel Borgetto, La device "Liberte, Egalite,Fraternite"（M.ボルジェト『「自由、平等、友愛」という標語』）, Presses Universitaires de France, 1997.
• 中西準子『水の環境戦略』岩波新書
• ヤコブ・ラズ著、高井宏子訳『ヤクザの文化人類学 --- ウラから見た日本』岩波書店、1996年
• Pierre Rosanvallon, Le moment Guizot（ピエール・ロザンヴァロン『ギゾーの時代』）, Paris: Gallimard, 1985.
• Jiri Rak. Byvali Cechove: Ceske historicke myty a streotypy. Praha, 1994. (イジー・ラク. 『チェコ人がいた --- チェコの歴史的神話とステレオタイプ』).

7-12月分：

• 坂上孝『近代的統治の誕生─人口・世論・家族─』（岩波書店、1999年）
• 石田雄『一語の辞典　自治』（三省堂、1998年）
• 高根正昭『創造の方法学』講談社現代新書553（1979年）
• 苅谷剛彦『知的複眼思考法』講談社（1996年）
• 橋本努『社会科学の人間学』（勁草書房、1999年）
• 立花隆『ぼくはこんな本を読んできた−立花式読書論、読書術、書斎論−』文芸春秋社1995年
• マーレー・エーデルマン、法貴良一訳『政治の象徴作用』(中央大学出版部、1998年)
• 真渕勝・久米郁男・北山俊哉『はじめて出会う政治学──わかる楽しさ　学ぶ喜び』（有斐閣、1997年）
• 番外編　─　Magazine litteraire, no.380 (Octobre 1999）における特集「政治哲学の刷新」の紹介
• カナダ・オンタリオ州教育省編『メディア・リテラシー──マスメディアを読み解く』ＦＣＴ（市民のテレビの会）訳（リベルタ出版、1992年）
• 西尾勝『未完の分権改革──霞が関官僚と格闘した1300日』（岩波書店、1999年）
• ノルベルト・エリアス, エリック・ダニング著. 大平 章訳『スポーツと文明化--- 興奮の探求』. 叢書ウニベルシタス(492). (法政大学出版局. 1995年)
• サスキア・サッセン（伊豫谷登士翁訳）　『グローバリゼーションの時代』（平凡社、１９９９）《第３章を中心に》
• ジョン・トムリンソン（片岡信訳）『文化帝国主義』（青土社、１９９７）《最後の２章を中心に》
• 押村　高「【アジア的価値】の行方」　天児慧　編著『アジアの２１世紀』（紀伊国屋書店、１９９８）
• Luc Ferry, Alain Renaut, Philosophie politique 3: des droits de l'homme a l'idee republicaine（フェリー、ルノー『政治哲学３─人間の権利から共和主義の理念へ』）, Presses Universitaires de France, 1984
• Blandine Kriegel, Philosophie de la Republique（ブランディン・クリーゲル『共和国の哲学』）, Plon, 1998.
• 森有正『森有正エッセー集成１　バビロンの流れのほとりにて他』（ちくま文庫、1999年）
• ジュリア・クセルゴン. 鹿島 茂訳. 『自由・平等・清潔 --- 入浴の社会史』.(河出書房新社. 1992年)
• Michel Borgetto, La notion de fraternite en droit publique francais : le passe, le present et l'avenir de la solidarite （ボルジェト『フランス公法における友愛の概念─連帯の過去・現在・未来』）, Paris : Librairie generale de droit et de jurisprudence, 1993.

2000年

1─７月分：

• 　ジャック・バーザン, 野島 秀勝訳. 『ダーウィン、マルクス、ヴァーグナー--- 知的遺産の批判』. 叢書ウニベルシタス(633). (法政大学出版局. 1999年）.
• Ceri Crossley, French Historians and Romanticism : Thierry, Guizot, the Saint-Simonians, Quinet, Michelet, London and New York : Routledge, 1993.
• アンソニー・ギデンズ著, 松尾 精文, 小幡 正敏訳.『国民国家と暴力』. (而立書房. 1999年)
• 大川正彦『正義』（岩波書店、1999年）
• リチャード・セネット著, 北川 克彦, 高階 悟訳.『公共性の喪失』. (晶文社. 1991年)
• ヴァンダナ・シヴァ『緑の革命とその暴力』日本経済評論社
• 阿部 安成, 小関 隆, 見市 雅俊, 光永 雅明, 森村 敏己 編『記憶のかたち --- コメモレイションの文化史』 (柏書房. 1999年)
• 小関 隆, 松浦 京子, 森本 真美, 光永 雅明, 井野瀬 久美恵 著『世紀転換期イギリスの人びと --- アソシエイションとシティズンシップ』(人文書院. 2000年)